5月27日
深夜、私たちが寝入っている中で、玄関のインターホンがなりました。私も夢かと思いながら軽く着替え、下へ降りて玄関のドアを開けました。こんな時間に来るなんて一体どういう用事だろうとか不審者で危険だったらどうしようという不安もよぎりました。
ドアの前には一人のクリスチャンが立っていました。弱々しい目で私を見つめ、話を聴いてくれないかと何度も頼まれ、私もどうしたらよいのかわからないまま、その姿を見てかわいそうに思い、中へ招き腰掛けてもらうことにしました。
初めは病気のこと、家族のことや教会のことを聞いて、深夜でありながらも何か出来事のヒントを得ようと病院や教会に電話をしてみましたが、よい情報は得られず、八方塞がりの状況でした。
何もできない私はただ話を聴くだけしかできませんでした。しかし、そこに神様の働きと導きがありました。悩みや不満の中から少しずつ神様への信頼や家族への愛情が見え始め、次第に顔に明るさを取り戻していき、家を抜けてきたにも関わらず自ら家に帰ると語ったのです。
暗闇の中で教会に来て、光に照らされて自らの家・この世へ派遣されていく神様の圧倒的な働きを目の前で見て、感謝の気持ちであふれました。祈りの後、私はその人と一緒に話しながら歩き、家まで送り、主をほめたたえながら教会へ戻ってきました。
あなたがたが私に呼びかけ、来て、私に祈るなら、私はあなたがたに耳を傾ける。あなた方が私を捜し求めるとき、心を尽くして私を求めるなら、わたしを見つける。
エレミヤ書29:12~13