10月28日
妻のビザの更新手続きの問い合わせのため、入国管理局の出張所へ行ってきました。日本人が一般的に国内で暮らしている上では一度も行く必要のない施設ですが、外国人にとってはとても神経質になりやすい場所でもあります。というのも、ビザとは在留許可証であり、ビザがなければその国に滞在することができないからです。日本のパスポートは世界のほとんどの地域をビザなしで訪問できますし、ビザの申請が必要な滞在になるような仕事は中小企業では多くはありません。
ただ、私たちには不安になる理由がありました。それは、結婚してから申請した配偶者ビザが許可されず、夫婦が約半年間離ればなれになってしまった時期があったからです。
過去に傷を負ってしまっている状態ですから、その不安はなかなか取り除かれません。現在は牧師という「(※社会上は)職業」に就いており、生活も安定はしていますが、それでも二度と離れて暮らすことになりたくない思いから、気持ちが焦り、相手に刺々しい言葉をぶつけてしまうことにもなりました。
入国管理局に到着すると、窓口の人に声をかけ、自分たちの状況を説明し、これでよいのかどうかを確認しました。最後に窓口の人が私たちに「時間に余裕もありますし、年が明けてからでも間に合います。遅れても更新申請者は滞在期限後2ヶ月はいれますよ。」と言ってくださったことで、私たちは落ち着きを取り戻し、安心して、家に戻ることにしました。私たちの不安は言葉によってかき消されたのでした。
地の果てのすべての者よ。
わたしを仰ぎ見て救われよ。
わたしが神だ。ほかにはいない。
イザヤ45:22