1月20日
教団宣教区主催の新年聖会が行われました。桜が丘からも5名が参加し、講演と成人祝福式を通して多くの交わりと学びがありました。
そのときに講演してくださった先生の言葉の中に、「グチを言い合える、赦し合える関係」というものがありました。教会に来て聖書を学ぶと信仰が深められ、成長していくと困ることもなくなり、平安で過ごせるとイメージされがちですが、実際にはそういう状況はまれです。
信仰の確信は得られても、経済的には変化ありませんし、これまでの社会的な人間関係が劇的に変化することはないでしょう。ですから、新しいいのちを得て、新しい価値観の中で実践しようとすれば、混乱や衝突が起こることもあります。そのような中で、改善できない関係に焦りを感じたり、感情的に傷ついてしまったりすることもあります。
そんなときに、あるべきクリスチャン像によってグチを言い合ってはいけないんだと自分を縛り付けるのではなく、配慮を持って相手を選び、感情や思いを素直に伝えることは決して罪ではありません。イエス・キリストも弟子たちの失敗を目にしながら、温かく迎え入れてくださいました。
この話を聞きながら、衝突はしないけれども、正直に話を打ち明けることのできない家族や友人よりも、時には失敗しぶつかりながらも、それでもなお受け入れて関係を保とうとする家族や友人がいることの方が幸せなのだと感じました。
イエスはすぐに手を伸ばし、彼をつかんで言われた。
「信仰の薄い者よ、なぜ疑ったのか。」
そして二人が舟に乗り込むと、風はやんだ。
マタイ14:31~32