光テラス No.61

6月16日
 赤磐市の福祉施設「桃の里」さんへ訪問賛美に行ってきました。私がここへ赴任する前から訪問賛美が行われ、私自身も3度目の賛美訪問となりました。
 1時間ほど早めに教会に集まって練習をしていると、動きや歌いだしのタイミングに不安を感じ、心配そうにしている人が何人かいました。そこで、できるだけ単純でわかりやすい形で行えるように提案し、不安を覚えていた方も一安心して、施設へと向かいました。
 施設での賛美の時間は30分ほどでした。短い時間の中でも笑顔で歌っている姿がとても印象的でした。プロの演奏家や専門家たちによる歌声とは比べられませんが、心で歌う、笑顔になる賛美がそこには生まれ、施設の方々も一緒になって歌おうとされていました。
 最後の曲となり、1回歌って挨拶をしにいく時のことです。戻ってくるタイミングや歌のリズムなどに不安がと言っていた曲です。施設のご利用者の方に挨拶をしていると私じゃないところで「先生!先生!」と声がしてきました。振り返って見た先には、訪問賛美をしたメンバーとご利用者の方とは以前から知り合いで、趣味を教えていただいた恩師でもあったそうです。思わぬ再会に喜びが溢れ、うれしさいっぱいで終わりました。教会への帰りの車の中でこのように話してくれました。
「今日私がここに来たのは神様の導きでした。」

   「 この水を飲む人はみな、また渇きます。
しかし、わたしが与える水を飲む人は、
いつまでも決して渇くことがありません。
私が与える水は、その人の内で泉となり、
永遠のいのちへの水が湧き出ます。   」
             ヨハネ4:13~14