光テラス No.91

1月12日
 2020年を迎え、家族と離れ、桜が丘に戻ってくると、しばらく滞っていた仕事が溜まってしまっていました。大慌てで行おうとしてもなかなか捗らず、別の作業が舞い込み、思うように進まず、家族とも離れ、子育てにも協力できないことに意気消沈してしまいました。
 土曜日のジョイフルホリデーでのこと。礼拝を終え、活動の前半は体を動かしながら参加者全員で楽しく遊びましたが、後半の活動は「にらめっこ」ということでしたが、時間が経つにつれて、一人の子どもの顔を見ると、明らかに元気が無くなっているのに気がつきました。
 活動を終え、その人に話を聞きました。

 「どうしたの?何がイヤだったの?話してくれる?」

 すると、泣き始めながらもなんとか口を開いて教えてくれました。

 「にらめっこ、イヤだった。」
 「そうかぁ、イヤだったんだね。
  でも、逃げ出さないでみんなと一緒にいてくれてありがとね。
  準備したものが嫌いなものということあるよね。
  変えることはなかなか難しいけど、
  イヤだったっていう気持ちはちゃんと聞くし、
  配慮したいから、我慢せずに言ってね。
  頑張って言ってくれてありがとう。うれしいよ。」

 その人に言葉をかけていた時、その言葉は私に向けられた言葉でもあったことに気がつきました。私にも、どうにもならない状況に直面したとき、ひとりで乗り越えなければならないのではなく、神が「どうしたの?話してごらん」と聞いてくださっていたんです。

    あなたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。
    神があなたのことを心配してくださるからです。
                     1ペテロ5:7