3月8日
コロナウィルスの感染拡大を懸念する中、私の家族に緊急事態が訪れました。それはウィルスに感染したというものではありません。ただ、状況はよいものではありませんでした。
お腹が痛いと言ってクリニックに連れて行った妻が精密検査のために大きな病院へ行き、結果的に入院することになったのです。
首が据わっていない気管支炎の子どもを抱え、車も運転できずに、家に戻るしかなかった数日前の状況を鮮明に覚えています。妻に寄り添いたいと思いながらも、ミルクや排泄物の処理、洗濯や食事など、隙間なく詰まっている状況に、私の首が回らなくなってきました。
家事と育児と仕事という3つの天秤が完全にバランスを失っていたことを、身をもって感じたため、まず仕事・教会の諸所のことについて助けを請いました。するとすべての人が愛と憐れみをもって助けてくださいました。次に育児について親に助けを求めました。すると母親がすぐに駆けつけてくれました。そしてついに、子どもの病院にも妻の病院にも行くことができました。
病院に着くと、クリニックに行く前に妻と神に助けてくださいと祈ったことが思い出されました。私たちが助けられたのは病がなかったものにされることではなく、人の愛をもって病とこの状況に立ち向かう力と家族でした。
しかし主は、
「わたしの恵みはあなたに十分である。
わたしの力は弱さのうちに完全に現れるからである」
と言われました。
ですから私は、キリストの力が私をおおうために、
むしろ大いに喜んで自分の弱さを誇りましょう。
2コリント12:9