8月9日
教会に設置してあるグリーンカーテンの朝顔が満開を迎えています。ネットいっぱいに広がる色とりどりの朝顔を見ると、とても元気が湧いてきます。青っぽい花や赤っぽい花、大きい花や小さい花など、一つのプランターからこれほどの花が咲くとは想像していませんでした。
譲ってくださった方に話を聞くと、多様な色の花を咲かせるために前年の種と分類して保管しているとのこと。できるだけ花の大小も見分けて、大きい花の種を保管するようにしるしをつけておくそうです。
私はこれまで、咲かせた花はそれで終わりか、自然に枯れていくのを見ているだけでした。それが、花を見るだけでなく、種を取って次の年のために大切にしまっておく楽しみもあるのだと気づきました。今年はこんな色や大きさの花、来年はより大きい花をと考えて種を選別するとしたら、そのドキドキも1年間お預けとなり、翌年の花を見てさらに感動が重なることでしょう。しかし、花が咲いてから種ができるまで1ヶ月半ほどかかるようなので、花が枯れたれも片付けられないため、景色の見栄えには課題が残りそうです。
人生の収穫も華の時期を過ぎてから収穫までに時間がかかります。花の時期を過ぎてもう一度咲かせようとするよりも、新たな花が咲くことを期待しながら、種が熟成されるまで、焦らず温かく見守り楽しみを満喫できるような老後の生活を営みたいと感じました。
種が実るまでは、地味ではありますが、引き続き必要な水を与えながら、今度は実の成長を楽しみたいと思います。
その人は流れのほとりに植えられた木。
時が来ると実を結び
その葉は枯れず
そのなすことはすべて栄える
詩篇 1:3