光テラス No.126

9月13日
 補教師研修会がインターネットを通して4日間行われました。補教師になってから3回参加することができる研修会ですが、私にとっては最後の研修会となりました。

 正教師試験を受験することができ、次年度は正教師として教会の責任者になるかもしれない3年目の補教師たちに向けて、より実践的で・核心的な内容に迫る講義が多く与えられました。

 その一方で、先日の宣教区会議での経験から、インターネットを通して30人ほどの教師が画面を共有する中で、教師同士が思い思いに交わることは難しいことを知っていました。隙間の時間も講師の先生と研修会を企画する委員の先生方の打ち合わせの会話をただただ眺めているだけというのもしばしばありました。それでも、近況報告できればと思い、娘を連れて画面の前に座り、画面を眺めている人へ向けて、子どもが生まれ、成長している様子を伝えることにしました。

 すると、打ち合わせの会話を邪魔することはできないため、無音ではありますが、画面に映る数人の同期や後輩たちの顔が笑顔になっていく様子を見ることができました。
 言葉を直接かけることはできなくても、画面を通して、元気そうで良かったとか、子どもがかわいいとか、ぼんやりとでも表情から伝わってくる肯定的な反応を通して、私自身も交わりができたことを嬉しく感じました。言葉や音以外にも、思いを表現し、分かち合える方法があることを再発見した時間を人に伝えずにはいられなくなりました。

    主よ あなたは私を探り 知っておられます。
    あなたは私の座るのも立つのも知っておられ
    遠くから私の思いを読み取られます。
                詩篇139:1-2