光テラス No.136

11月29日
 教師試験もいよいよ大詰め。今月末の締め切りへ最終段階です。しかし、この時点でこのような話をしている私は、かなり厳しい状況です。というのも、短期決戦ではなかった試験の提出課題が思うように進まず、何度もつまずいてしまったからです。対策を練ったのは1年も前。試験に取り掛かり始めたのは半年以上前。それなのに、今日に至るまで追い込まれていたわけです。

 普段の物事への取り組み方が試験への取り組みにも現れているなと思いました。目の前のことに追われてだんだんと余裕が無くなり、焦って準備することがこれまでにも何度もありました。時には遅れを取り戻そうともしました。
 そのようなとき、何度も私の頭の中に巡る思いがありました。それは、「来年でもいいんじゃないか」という声です。確かに一度落ちても再チャレンジできる試験ではあります。たとえ今回落ちてもあきらめず再度チャレンジするでしょう。しかし、状況は少し違いました。

 課題を提出して通して落ちるのと提出期限に間に合わせられずに終わるのとは明らかに違うからです。ビジネスでは前者を力不足と言われ、後者を仕事しなかった人と言われることでしょう。
 神に仕えるために歩むなら、たとえその内容が至らなくても仕える事をしなかったということにならないように、最低限の勤めをしたいと願いながら、明日すなわち月末までやれるだけのことをします。

   「わたしは怖くなり、出て行って、あなた様の一タラントを
    地の中に隠しておきました。ご覧ください。これがあなた様の物です。」
   しかし主人は彼に答えた。
   「悪い。怠け者のしもべた。」
                           マタイ25:25-26