1月31日
水曜日の夕方、出かけて家に戻ってくると、水が全く出なくなっていました。トイレの水を流した後、次の水が流れて来ていないことに気づいた私は、他の蛇口も確認すると、何も出ず。住居部分だけでなく、教会の建物全体が断水していました。何とか日の明かりが残っているうちにと、建物全体を見回って、給水栓やバルブが閉じられていないか確認しましたが、なにも異常は見つけられませんでした。
市のホームページを見ても何もお知らせがなく問い合わせの時間が過ぎているため、今日中の復旧は無いものと割り切り、どのように一晩を過ごすのかを考えました。もしかしたらこの周辺一帯が断水になっていたら大混乱しているに違いない。そう考えた私は早めに必要なものをと、スーパーに水を買いに行きました。突然の断水によって飲料水どころか、生活用水の予備もありません。心穏やかではない私とは対照的に、お店は平常営業で、誰も焦っている様子がありません。
結局、娘の衛生用品だけはきれいにしておこうと妻と相談し、その晩はシャワーもできないまま朝を迎えました。買っておいた水が一晩で何リットルも使わなければならない状況に不安も募りました。
翌朝、問い合わせの時間を迎えると、すぐに電話をしました。電話の先で不思議そうに応対している担当者でしたが、30分ほど経った時、インターホンが鳴りました。そしてそれと当時に水が流れ出しました。「すいません、こちらの不手際で、近くの水道点検の際、誤ってバルブを閉めてしまいました。」その時私は、これまでの不便さの不安をすっかり忘れ、水が出た喜びと安心で心も満たされていました。
それからイエスはその人に言われた。
「立ち上がって行きなさい。あなたの信仰があなたを救ったのです。」
ルカ17:19