光テラス No.146

2月7日
 オンラインでの合同礼拝後、教会総会が行われました。親教会で行われた教会総会ですが、話題の中心となったのは私たちが礼拝をささげている教会である伝道所の独立についてでした。

 独立をするにあたり、親心をもって伝道所の状況を心配してくださる多くの声が上がりました。その声は決して悲観的なものばかりではなく、親元を離れる子にできることがあるのではないかという視点から発言されたものでした。
 一方で大人として歩みを始める、親の子である伝道所としては、目の前にある課題を親の力に寄り頼んで乗り越えるのではなく、自分自身の力と責任をもって立ち向かうことを含めて独立を決意し、検討し、決議されてきました。

 ただ、この乗り越える力は決して力量や財力という見える形によるものではありません。信仰を通して示される神の力です。私たちの歩みが主の御心と一致するならば、神の力は完全に現れます。ですから、試されるのは力ではなく信仰です。
 親が心配するような教会の状況で、そこに立ち向かうのか、それとも親に甘えるのか、はたまた諦めるのか。その決断こそ、私たちの信仰と主体性が問われることとなりました。

 これからの歩みにはさらなる困難や課題が待っているでしょう。健やかなるときも病めるときも、教会はかしらであるキリストに寄り頼み従っていくことが基本でありすべてであると再確認した総会でした。

    しかし主は、「わたしの恵みはあなたに十分である。
    わたしの力は弱さのうちに完全に現れるからである」
    と言われました。
                  2コリント12:9