マルコ 2:14
イエスは道を通りながら、
アルパヨの子レビが収税所に座っているのを見て、
「わたしについて来なさい」と言われた。
すると、彼は立ち上がってイエスに従った。
「ちょっと手伝って」と呼ばれたとき、自分が何かを行っている最中だと、「ちょっと待って」と思うことや返事をすることがあります。大したことをしていなければ「わかったよ」とすぐに腰を上げ、手を貸すことは簡単です。しかし、作業中や、集中していたときに声をかけられると、「あと少し」と粘りたくなります。
ほとんどの内容はわずか数分、長くても30分あれば終わることがほとんどです。しかし、5分でも粘ると、手を貸してほしい相手の機嫌はどんどん悪くなり、それは30分では取り返せない状態になるでしょう。粘って続けた5分の内容のほとんどは相手との信頼関係に比べれば取るに足りないものです。
信仰生活もまた、私たちはこの地に生きていることそのものが、神の御心に沿って、ちょっと手伝ってと呼ばれ、遣わされているにも関わらず、自分の思いを優先し、5分どころではない何か月、何年とちょっと待ってと粘っていることが多々あるでしょう。その粘りこそ、相手の寛容さに付け込んだ甘えだったのです。しびれを切らした相手である神から、「もういい」と断絶されてしまっては元も子もありません。潔く立ち返ることは良い関係を築く秘訣です。
寛容な相手に求めで返す甘えの姿勢は、
神ではなく自分への信仰を告白する。