ローマ12:15
喜んでいる者たちとともに喜び、
泣いている者たちとともに泣きなさい。
夕方に親子で散歩していたときのことです。娘は小さい時から教会から帰る人たちの車に一緒に手を振っていたので、大通りを通り抜ける車やバスにも手をよく振ります。今日もまたバスに向かって手を振っているなと思っていると、バスからライトが照らされました。
危ない!ではなく、それはバスの運転手なりの返事でした。ライトの点滅によって娘のことを見ているよ、ありがとうと合図を送ってくれていたのです。
周囲の人々からすれば、いきなりバスがライトをつけた様子に戸惑うかもしれません。幼い娘もそのライトの意味は直接理解するのは難しいかもしれません。ただ、バスが私のこと知っていたのだとわかったことでしょう。最も喜びを理解したのは運転手の感覚も娘の気持ちもわかる親でした。寄り添う者の特権です。
神の恵みや祝福もまた、理解することが難しいことがあります。そのときは、働きかける神の気持ちと受け取る人の気持ちに寄り添うことで、気付かなかった恵みや神の意志を知ることができることもあるでしょう。
受け手に寄り添うなら慰め手になれる
送り手に寄り添うなら励まし手になれる