みことばはみがき No.32

   ヤコブ4:9-10
   嘆きなさい。悲しみなさい。泣きなさい。
   あなたがたの笑いを悲しみに、喜びを憂いに変えなさい。
   主の御前でへりくだりなさい。
   そうすれば、主があなたがたを高く上げてくださいます。
 
 家族にとってとても大きな一週間を過ごしています。振り返ると、結婚後の歩みは大きな出来事ばかりですが、このような日々を迎えるたびに、自分がどれほど小さな存在であり、力のない存在であるかを思い知らされます。

 礼拝の説教や学びの中で、試練は信仰を表すことを主に求められている時であると語ってきた私にとって、今がまさに試練であると、はっきりと知らされることとなりました。
 試練の中でできることはわずかです。一つ目が嘆くことです。前を向くのはもっともっと後の話です。自分がどれほど苦しんでいるか、どれほど悲しんでいるかを主にありのままぶつけます。
 二つ目は主に祈ることです。主に癒しと慰めを求めます。この出来事の意味を求めるのはずっと後でもよいのかもしれません。
 三つ目は愛し合うことです。愛のある寄り添いは慰めとなり、その悲しみを包みます。どんな現実を迎えても神と自分を見放さずにいるなら、神が愛をもって慰めてくださるでしょう。

 試練の中では、まだ恵みを味わうことはできません。それでも神に目を向け続けることが今の私にできる唯一の信仰告白です。


    信仰は悲しみを取り去るのではなく
    悲しみに立ち向かう力を与える