みことばはみがき No.134

   ヤコブ 1:20
   人の怒りは神の義を実現しないのです。

 娘の発表会があり、家族全員で見に行きました。普段より早く起きて準備していかないといけないこともあり、朝は急がなければならず、多少ピリピリムードが漂っていました。
 ただ、今日の主役は娘。これまで一生懸命練習してきた発表会の内容を本番当日に怒られたり、怪我したりして機嫌を損ねてやりたくないと駄々をこねてしまうのはあまりにももったいない。そう自分の怒りを抑えながら、進まない娘の登園準備を促していました。
 
 同じ施設の預かり保育に通う息子と一緒に舞台に近い席に座り、娘の出番を待ちます。隣の子とおしゃべりに夢中になって周りの話を聞いていない娘の様子を見ながら、小さい時の自分と変わらないなと思っていました。
 いよいよ出番。元気に大きな声で台詞を言い、歌も上手に歌いました。時間は短いプログラムの中で、娘の生き生きと園で過ごしている姿が垣間見られたことが親としての収穫でした。

 神も同じように、自分の怒りを罪ある人に向けるのに遅くし、その人が生き生きと主に生かされる姿を見たいと願っていたことでしょう。怒る人や泣いている人より、自分らしく、神の子らしく生きられた方が、みんなが笑顔でいられるのですから。


    怒りは突然波のように押し寄せるが
    ふさわしい防波堤があれば生活は守られる