みことばはみがき No.120

   マタイ 25:25
   それで私は怖くなり、出て行って、
   あなた様の一タラントを地の中に隠しておきました。
   ご覧ください、これがあなた様の物です。
 
 
 入院していた妻が退院しました。それは第三子が生まれたと同時に、親子で退院することはできない状況でもありました。
 予定よりも1か月以上早く生まれたことで、息子はまだ入院中ですが、毎日少しずつ元気に成長していることを報告してもらう中で、だんだんと喜びが広がっています。

 一方で完全に喜べるかというと複雑な思いもあります。息子がまだ退院せず家に来ていないこと、上の息子が岡山を離れて北海道にいることで、家族が全員揃っていないためです。
 喜びが完全になるのは二人の息子が戻ってきたときです。ただ、それまで寂しさに打ちひしがれているわけにはいけません。私の家にはまだ二人の家族がいるからです。全員が揃う時まで、寂しさに負けないように励まし、支え合って前に進まなければいけません。

 いない人に目を向け続けるなら、目の前にいる人のいのちが疎かになってしまいます。一人にばかりに固執してしまうと、他の人の声が届かなくなってしまいます。家庭の舵を握る最も基本的な責任者として、まず前に進みたいと思っています。


    前に進まない船の舵を握ることは
    ままごとと一緒である