創世記 2:15
神である主は人を連れて来て、エデンの園に置き、
そこを耕させ、また守らせた。
教会の庭を見ると芝ではない多くの草花が生い茂ってしまい、草取りをしても、増えてしまう様子にがっくり来てしまうことがあります。そのような中でも、気持ちを切り替えて、区画を定めて畑を耕してみることにしました。
堅くなった土を掘り起こしてみると、思った以上に伸びていた木の根と出会い、何度も刃を入れながら根を切り抜きました。さらにはこれでもかというほどの玉ねぎのような球根が形のまま埋まっていました。それらを掘り出し、網にかけ、異物を取り除けました。
次に土を良くするために堆肥や肥料分を混ぜ込んでなじませ、最後に全体を均して周囲にレンガを敷いて終わりにしました。たった半坪ほどのスペースであるのに、私は1時間ほど汗だくになりながら作業をしていることに気が付きました。
初めて自分ですべての工程を行ってみると、自分の心と体を用いて地に対して奉仕していくことの大変さと恵みを知ることとなりました。神が初めに命じた耕すことは、奉仕の基本です。心と体を用いて神が与えた地を良い畑へと変え、外的から守り、そこに実りを与え、私たち自身が生かされていくことは神との継続的な交わりの日々だったのです。
自ら耕す者は、与えられた実りを喜び、
神が実りを与えられたことを知る。