しかし彼は、自分が正しいことを示そうとして
イエスに言った。「では、私の隣人とはだれですか。」
ルカ 10:29
責任ある立場になったとき、これまで以上に正しくなければならないと自戒し、行動に気を付けるよう心掛けました。
しかし、大きな問題が発生してしまいました。それは正しい行いだと思っていたことで人と距離を取ってしまい、人を傷つけてしまっていたのです。
「主よ。正しいことを行っているのにどうしてこのようなことになってしまうのでしょうか。」と心の中で何度もつぶやきました。すると祈りの中で私はこのように問いかけられました。「あなたはその正しさを相手のためではなく自分を守るために使っていないだろうか。」
その時、私は相手との関係よりも自分の責任から解放されることばかりに気を取られていたことに気付きました。自分はなんのために正しさを追い求めていたのか、再度立ち止まって考えることにしました。
「私の求める正しさは、相手への誠実さのほんの一部である。」信頼を失わないために過ちは犯したくないと戒めていたのに、その正しさで相手と戦おうとしていた自分を恥じました。その盾を捨て、丸腰で相手を迎えられる人になりたいと願いました。
正しさを盾にしては関係は改善しない
求められるのは相手への誠実さである