箴言 27:17
鉄は鉄をもって研磨する。
人はその友によって研磨される。
宣教区の先輩の教師との交わりの時が持たれました。コロナ禍でもあり県外におられる先生方を訪問することは難しく、これまで、ゆっくり話をする機会を持つことはできませんでした。
一週間を過ごす中で、どのように説教のための取り組みを行っているのか、どの部分で苦労しているのかを分かち合いながら、牧会経験の長い先輩教師たちが、私と同じ状況を振り返りつつ、話をしてくださいました。
神学生の時に思い描いていた牧師の過ごし方の理想と、家族と教会の歩みを含めた現実の生活。そのギャップは想像以上に大きく、そのギャップの分だけ自分や家族が無理をしていることに気付かされました。このギャップを埋め、軌道修正するために3年程度かかる話を聞いて、補教師の3年の必要性を感じました。
それと同時に信徒に説教を伝える難しさについて話題が出てきました。どれだけ工夫し、聖書のことを知らない人を想定して言葉遣いを整えています。妻や信徒、時には他の教師から説教について返答を聞きながら、自らを研鑽(けんさん)していく姿に、私自身も発破をかけられつつ、信仰の思いを熱くされました。
同労者と努力する姿と励ましは、働きの大きな財産です。
理想とのギャップに心を焦がし
仲間との姿に心を温められる