みことばはみがき No.77

   マタイ 13:21
   しかし自分の中に根がなく、しばらく続くだけで、
   みことばのために困難や迫害が起こると、
   すぐにつまずいてしまいます。

 妻の出産が近づき、出産をしない私がとても緊張しています。何を準備しなければいけないか、妻が出産後どのような状態で家に戻って来るのか、第一子の時には経験できなかったからこそ、何をどう手を付ければよいかと思い巡らしています。
 新しい家族を迎えるに当たり、部屋の模様替えや準備することなど、頭の中で考えていても、なかなかその時間を取れないことにモヤモヤが溜まってしまっています。

 しかし、落ちついて考えると、自分の計画が思い通りにいかないことよりも、自分ではどうすることもできない状況に対応する方が困難を覚えるのは当然です。そして、それは私だけでなく、娘も同じ状況であることを見落としていたのです。

 出産を控える母とあたふたしている父。その様子を見ながら、自分との時間が減っていることに違和感を覚えつつ、できるだけ楽しくしようとしても、寂しさや抑えきれない感情に涙する娘。小さい心の中で精いっぱい、この状況を受け入れようとしている姿に、申し訳なさを感じてしまいます。それでも、自分がどっしり構えないといけないと、決心を新たにその時を待ちたいと思います。


    困難の中で自分を見失ってしまうならば
    隣にいる者の困難も見えなくなってしまう