みことばはみがき No.90

   ルカ 9:23
   イエスは皆に言われた。
   「だれでもわたしについて来たいと思うなら、自分を捨て、
    日々自分の十字架を負って、わたしに従って来なさい。」

 礼拝から始まる2023年。元旦が主日だからこそ特別な気持ちで年を越しました。特に久しぶりに夫婦で賛美の時間を持つことができたのはとてもうれしいひと時でしたが、多くの反省から始まりました。自分中心の考え方から抜け出せずに、周囲に迷惑をかけていることに気が付きました。ずる賢い私は自分自身をも欺いていて、気づかぬうちに同じ失敗を繰り返してしまうのです。

 そのような中で、たまたまお会いした方とのお話の内容にヒントがあることに気が付きました。
 私の親の世代には、働きに出る夫を見送り、子どもが元気に成長し、学校の話を聞かせてくれることを心から喜び、母として自分の時間を惜しみなくささげ、仕えている方が多くおられ、それを幸せと感じている人も多いことに驚きました。

 私はその「夫」のように送り出してもらいたいと考えていたのです。しかしそれは相手に奉仕を求めていたのです。この考え方から抜け出し、私自身も多くの人を送り出し、支えるために自分の時間を惜しみなくささげる者になりたいと願います。自分を磨く時間よりも相手を輝かせるために仕える年となりますように。


    自分を拭けば用いられた布は汚れ
    自分で拭けば拭かれたものは輝く