光テラス No.139

12月20日
 クリスマス祈祷会が行われました。今年は2箇所に限定して行われました。時間が限られていたため、参加できない方もいることは反省ですが、コロナ禍であっても御言葉に学び、祈りをささげられた恵みは何ものにも変えられないものでした。
 神との関係はいつから始まっているのかと考えると、神様を知ったときと私たちは答えたくなりますが、神様の目線で考えてみると、私たちが生まれる前からきっと、私のことを知っていて関わりを持っていてくださったのではないかと想像します。

 親になって、子どもが生まれて来ようとしている時に感じたことがあります。それは、その子にいのちがあることです。当たり前のことで、親は当然そのことを知っていますが、子どもには自覚がありません。同じように私が生まれてくる前から私にいのちがあり、これからこの地で生きていくことを神様は当然知っていたことでしょう。
 それなのに、神様のことを知らずに生きてきた道のりを忘れて、あたかも神様と私が初めて出会ったかのように振舞うことはなんとおこがましいことでしょうか。

 子どもにとって親は初めからいた存在。疑うこともしないほど、当たり前の存在。同じように神も初めからいた存在。私たちが生まれる前からその存在を知って関係を持っていた存在。
 自分の父を疑わずに生きるように、神を疑わなくても、私に対する神の愛と導きによって、神が私たちの父であることを知るでしょう。

    初めにことばがあった。ことばは神とともにあった。
    ことばは神であった。
    この方は、初めに神とともにあった。
                   ヨハネ1:1-2