8月12日
倉敷市真備町の被災地支援ボランティアに教団の災害支援チームのリーダーとして行ってきました。これまで岡山県は災害が少ない町と言われてきましたが、赴任して4ヶ月でこれほどの災害が起こるとはまったく予想していませんでした。今回の災害を機に「岡山県宣教の集い」は岡山キリスト災害支援室(略称:岡キ災)を立ち上げ、倉敷市の社会福祉協議会と連絡を取り合いながら、活動していました。
これまで、私自身は大きな災害に遭ったことはなく、映像やニュースで他人事のように見ながら自然の猛威に圧倒されながらも、自分にはあまり関係のない話だと思っていました。
しかし、いざ現場に行くとき、橋を超えて浸水地域に入ると、そこは褐色の地となり、色が失われた世界が広がっていました。一方で川の反対側の商業地域はいつもと何も変わらずに営業し、そこには災害があったような雰囲気は何もなく、募金箱さえ見当たりませんでした。
それでも日本各地・世界各国の人々が集まり、声をかけあいながら一緒に作業をしていくと、復旧作業によって徐々に本来の色を取り戻していく建物や地面に感動を覚えました。
その時、私自身がキリスト色を失っていないかと思い返しました。一歩外に出るときは何事もなかったかのように振る舞う自分。心の橋の向こう側ではあるべき自分の色を失いつつある自分。そして信仰の復旧作業の必要性を見て見ぬふりをしてきた自分に気がつきました。
何もできないかも、でもボランティアとして仕えたい。そう思って向かった真備の地で、私は自分自身を復旧していたのだと思います。
私は行いによって、自分の信仰(持ち色)をあなたに見せてあげます。
ヤコブ2:18