光テラス No.4

4月29日
 日曜日の夜、藤を見に和気町に行ってきました。まだ5分咲きではあったものの、棚に並ぶたくさんの藤の姿がライトアップされ、幻想的であり、自然の壮大さや恵みを感じるときとなり、心がいっぱいになりました。全体を見渡すと一面が藤棚ですが、間近で見るとまた違った味わいを醸し出します。どの木も違った場所から植え替えられ、種類も花の色や形などの特徴も違いました。
 私たちの信仰も同じようなものです。神様の国で土から芽を出し、大きくなる木もあれば、別のところで植えられ、その後神様の国の中に植え替えられた木もあります。違った藤もまとまって植え替えられればそこは藤棚になり、藤畑と呼ばれるように、私たちがどのような背景を持っていたとしても、神様の国に植え替えられれば、それは全て天国の木(クリスチャン)と呼ばれるでしょう。
 一本の木を見比べてみるとまっすぐ伸びているものもあれば低い木もあり、花がたくさん咲いているものもあれば、少しだけのものもあります。しかし天国ではそれに優劣はなく、全てが同じ神の国の土地で養われていることに祝福があります。
 時には私も元気がなくなり、別の土地に行きたいと感じてしまう誘惑に駆られますが、それでも神様の国で安心して心穏やかに過ごせる恵みは代えることができないものだなと感じます。

わたしはぶどうの木、あなたがたは枝です。人がわたしにとどまり、
わたしもその人にとどまっているなら、その人は多くの実を結びます。
わたしを離れては、あなたがたは何もすることができないのです。
    ヨハネ15:5