光テラス No.6

5月13日
 雨上がりの朝に庭のプランターの草取りをしました。桃の木と同じところにはヨモギが植えられていて、かなり高い位置まで伸びていました。ネギが伸びていたものにもとても三つ葉が生えていました。そこで私は桃の木以外の草をすべて取り除き、有機肥料を加えました。三つ葉やヨモギも食材として使えるのは知っていましたが、量も多いので今回は諦めました。今ではプランター周辺もすっきりして実もまずまず大きくなり始めていて、5cmくらいのものも見えてきました。
 そのとき、私は大切なものを守るために、他のものを取り除く神様の姿が浮かんできました。出エジプトしたイスラエルの民たちを約束の地へと導いた神様は、そこに到着した際、先住していた民族との戦いを勝利に導き、その土地をイスラエルの民に与えました。それは決して負けた民族が要らなかったからでも、罪深さゆえの裁きでもありません。神様の計画の中で最も重要な民族であったイスラエルを守り導くために、その時は他の民族を取り分ける必要があったのです。
 イスラエルの民に土地を奪われたカナン人ですが、その後、カナン人の女性が悪霊に取り憑かれた娘を癒すためにイエスのところへ行き、ひれ伏して、「主よ。私をお助けください。」と叫びました。イエスは「あなたの信仰は立派です。」と言って、彼女の娘を癒されました。神様は確かに、取り除けた者たちへも恵みと癒しを与えてくださるお方でした。神様から見離されたまま歩む人などいないと感じた瞬間でした。

 主は与え、主は取られる。主の御名はほむべきかな。
ヨブ記1:21