6月9日
オリーブの活動が始まりました。デイサービスや介護施設に行くことのない孤立しやすい高齢者が集まり、交わる居場所として用いられていきたいとの願いと祈りをこめて計画し、備えてきました。
教会に初めて来られた方と一緒にちぎり絵をしながらお話をして過ごしていると、あっという間に時間が過ぎていきました。何かをするために教会に来るのではなく、私たちがいる場所どこででも人と神様がつながることができるなら、本当に幸せなことだと思いました。
次の週、妻と二人で、夜のカフェでお茶をしながら、聖書の内容について意見を交わしていると、一人の男性が私たちのテーブルに来られて、「興味深い話をしていたので、気になった。」と言ったので、話を聞くことにしました。
話を聞いていくうちに、彼の悩み苦しみ、そして愛に対する実直さと不器用さが伝わってきました。私も話を聞きながら胸が苦しく、そして熱くなりました。そして私は初めて、「あぁ、神様。彼はあなたに救いを求めています。どうか私たちを用いてください。彼はまだ、あなたのことを知りませんが、彼こそ救われるにふさわしい信仰を持っています。」と初対面の相手に思いを抱きました。閉店時間を迎えたとき、彼と一緒に祈り、「来週、またこの時間に来ます」と告げ、別れました。
名前も住所も年齢もわかりません。しかし、確かに神が招いた人であり、神に居場所を求めている彼とまた会うことができますように。
人の子は、失われた者を捜して
救うために来たのです。
ルカ19:10