6月30日
教会の創立記念礼拝の後、一人一品の持寄りによる愛餐会があり、午後はティータイムを持ち、教会の現状と未来を考えて共有しました。近いうちに直面するであろう課題をともに考え、今わたしたちの信仰生活において足りない部分が見えてきました。
ティータイムを終えて片づけをしていると、余っていたおやつをどうしようかと頭を悩ませている奉仕者の方々が4~5名いました。そこで私にこのように声をかけてくださりました。
「先生、よかったらこのせんべいとクッキーが残っているので
持っていかれませんか?」
持寄りの食事会をした後には、食べ切れなかったものを持ち帰るというのはよくある話です。私もどうしようかなぁと思っていると隣にいた妻がこのように答えました。
「あ、このクッキー、先生が作ったものなのでうちはいいです。
みなさんでよかったらどうぞ。」
すると、直前まで誰か持って帰ってくれないかなと悩んでいた全員が、我先にとクッキーに手を伸ばしながらこう言いました。
「あら、先生が作ったんですか!それはいただかないと!」
単に私が焼いたということに気を遣ってくださったのかもしれませんが、クッキーに一つのストーリーが見出されたことで、それに対する見方が180度変わった光景に、驚きつつ笑顔になりました。
わたしが与える水を飲む人は、いつまでも決して渇くことがありません。
わたしが与える水は、その人のうちで泉となり、
永遠のいのちへの水が湧き出ます。
ヨハネ4:14