12月1日
韓国で出産を控える妻と一時的に連絡が取れなくなりました。いつもなら携帯のメッセージのやりとりに数時間も待つことはありませんでしたが、この日は出かけたっきり、全く返信がありませんでした。
しばらくして、会議で外部に出かけているときに連絡がありました。
『胃の調子が悪くて病院に行って点滴を打ってもらいました。』
以前にもこのようなことがあったため、心配していましたが、ついに来たかと思っていました。
家に帰り、すぐにビデオチャットで様子を伺おうとすると、痛そうに苦しんでいる妻の顔がありました。まずその場ですぐに祈りました。それでも状態は悪化していくため、妻は教会から戻ってきた妻の母と一緒に病院へ再度行くことになりました。
私は、自分にはどうすることもできない状況にただただ嘆くしかありませんでした。
『主よ、なぜ子どものいる身体に試練を与えるのですか。産む苦しみに加え、このような痛みを与えるのですか。私には何もできません。今は声をかけることも、背中をさすることもできません。』
そしてこの時、私の人生で初めて心からこのように思いました。
『主よ、この痛みをどうか私の身に移してください。』
愛する人のゆえに自分を差し出すことの意味を、身をもって理解することになりました。
その後、私は回復した姿を見てようやく落ち着きを取り戻しました。
主よ なぜ あなたは遠く離れて立ち
苦しみの時に 身を隠されるのですか。
詩編10:1