6月3日
教団の中国・四国宣教区の開拓の働きである「徳島ツアー」に参加してきました。私にとっては初四国ということもあり、観光の気持ちも多少ありつつも期待をして行きました。
はじめにゆめタウンの屋上から宣教候補地を眺め、それぞれの地域的な事情や環境の説明を受けました。昼食に徳島ラーメンを食べた後、眉山という展望台のある山から町並みを見下ろしました。いよいよこれから教団の宣教が始まるのだと胸が高鳴りました。
そして徳島市内の教会を訪問し、徳島開拓の事情を話してもらい、質疑応答を交えて学びのときを持ちました。過疎化が進む四国の中でも活気が失われつつある徳島県において、教会は真理だけを宣べ伝えても歓迎してもらえない事情があり、地域に貢献する手がかりが必要だと仰っていました。
その言葉に私は、「真理だけを宣べ伝えても」ではなく「地域に貢献することも真理」なのだと気づかされました。確かに信仰がなければどんな貢献をしても結局は虚しくなってしまいます。その一方で、不器用でも行動しなければ伝えられないものがあることもまた聖書に記されている大切な真理であったのです。
兄弟か姉妹に着る物がなく、毎日の食べ物にも事欠いているようなときに、あなたがたのうちの誰かが、その人たちに、「安心して行きなさい。温まりなさい。満腹になるまで食べなさい」と言っても、からだに必要なものを与えなければ、何の役に立つでしょう。
ヤコブの手紙2:15~16